「ジャック・ラセーニュ」の大きな特徴は、コート・デ・ブラン地区と同じく、シャルドネの栽培に適した白亜質の土壌であるということ。その地質年代はコート・デ・ブラン地区よりも1500万年も古く、9000万年前に海底が隆起した、クレ(白亜質)からなる標高260mの丘にある。モングー村のブドウ畑はおよそ215haで、約90%はシャルドネで占められている。コート・デ・ブラン地区よりも南に位置するため、ブドウの糖度は高くなる。この白亜質の土壌はコート・デ・ブランから南側で一旦地中深く沈み込み、まるで離れ小島のようにモングー村周辺で再度地表に現れる。そのために、村の85%はシャルドネが植えられており、「第2のコート・デ・ブラン」と呼ばれている。